開業届を出してから、少しずつ帳簿をつけ始めています。実際に数字を入力してみたところ、
売上5,478円に対して、赤字259,785円
という結果になりました。私が開業届を提出したのは2026年7月27日。この記事を書いている時点では、開業からまだ1ヶ月も経っていません。今回は、この数字の中身を隠さずに公開してみようと思います。数字が苦手な私が、開業したばかりの帳簿とどう向き合っているかの記録です。
現在の収支を公開します
まず、今のところの数字をそのまま出します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 売上・収入 | 5,478円 |
| 必要経費 | 71,373円 |
| 固定資産の経費算入額 | 193,890円 |
| 現在の帳簿上の所得 | ▲259,785円 |
※ここでいう「所得」は、現時点で私が帳簿上計算している金額です。最終的な所得区分や確定申告上の取扱いについては、今後確認していきます。
売上が5,478円に対して、経費と固定資産の経費算入額を合わせると26万円近くのマイナスです。数字だけ見ると「大丈夫かこれ」と思ってしまいますが、理由がはっきりしているので、今のところは冷静に受け止めています。
なぜ26万円近い赤字になったのか
赤字の大部分を占めているのが、開業にあたって購入した機材です。私が利用しているのは、一定の要件を満たす青色申告者が、取得価額10万円以上30万円未満の資産についてその年の必要経費に算入できる「少額減価償却資産の特例」です。この制度を使っているため、機材代がまとめて経費側に乗っています。
もちろん、機材を購入した時点で実際にお金は支出しています。ただ、会計上は「購入した金額を、いつ・どのように必要経費へ算入するか」という考え方があり、私はこの特例を使って初年度にまとめて計上する方法を選びました。そのため、開業初年度の帳簿では機材関連の経費が大きく見えています。
※この特例を実際に適用できるかどうかは、青色申告の承認状況や取得価額、事業での使用実態などによって変わります。ここでは「私はこのように処理している」という実例として書いています。
固定資産193,890円の内訳
内訳はこちらです。
| 資産 | 取得価額 | 事業使用割合 | 経費算入額 |
|---|---|---|---|
| MacBook Air | 193,800円 | 90% | 174,420円 |
| iPhone 17 | 129,800円 | 15% | 19,470円 |
| 合計 | 193,890円 |
MacBook Airは開業準備のために購入したもので、プライベート用には別のPCを使っているため事業使用割合を90%としました。iPhoneは日常使いが大半のため、レビュー記事の撮影やClaude Codeのリモート操作検証などで使った分だけを見積もり、15%という控えめな割合にしています。
売上5,478円の中身
こちらも内訳を出します。
| 売上・収入 | 金額 |
|---|---|
| 知人案件(座標データの書式変換作業) | 5,000円 |
| LINEスタンプ | 455円 |
| Amazonアソシエイト | 23円 |
| 合計 | 5,478円 |
一番大きいのは、測量事務所を経営する知人から依頼を受けた、座標データを正式な書式に変換する作業の報酬5,000円です(AI副業4ヶ月目、初めて「仕事」で5,000円を受け取った話|知人の測量事務所でAI活用支援)。AI副業とは少し違う「仕事」の収入ですが、この経験が開業のきっかけの一つにもなったので、そのまま帳簿に載せています。
なお、もしもアフィリエイト経由の成果報酬5,000円(2026年8月12日に成果承認)は、この集計にはまだ含まれていません。承認済みの成果報酬は翌々月末に指定の銀行口座へ振り込まれる仕組みで、私自身、帳簿への反映方法をまだ確認中です。実際にいつの収入として計上するかは、採用している記帳の考え方や取引の確定時期を確認してから処理する予定です。ちなみに、アフィリエイトは以前32クリックで0円という結果だったので、今回初めて成果が承認されたことは私にとって小さな前進です。
Claude ProやiCloudの事業按分もはじめました
大きな固定資産以外にも、日々使っているサブスクや小物の経費化を少しずつ進めています。経費71,373円の内訳はこちらです。
| 経費項目 | 経費算入額 |
|---|---|
| Claude Pro(4〜8月分、事業使用90%) | 16,436円 |
| レビュー記事用の商品(Amazon、事業使用90%) | 15,444円 |
| サーバー・ドメイン代 | 22,784円 |
| Suno Pro(年額) | 11,520円 |
| DistroKid(年額) | 4,147円 |
| iCloud+(事業使用20%) | 1,042円 |
| 合計 | 71,373円 |
iCloud+については、4〜5月は200GBプラン、その後2TBプランへアップグレードしており、仕事用と私用の両方で使っているため、全額を経費にはせず「20%」という割合で按分しました。厳密に使用時間を測ったわけではなく、AI副業での利用状況をもとにした自分なりの基準です。今後も同じ割合で処理する予定ですが、実際の使用状況が変わった場合には見直します。
こういう細かい経費を一つずつ帳簿に入れていく作業は正直地味ですが、「何にいくら使っているか」が可視化されていくのは、副業を続けるうえでの手応えにもなっています。
「帳簿をつければ事業所得」ではなかった
私は最初、「継続して帳簿をつけていれば事業所得になる」と思っていました。でも調べてみると、そう単純な話ではありませんでした。
事業所得と雑所得の区分は、単純に「帳簿をつけているかどうか」だけで決まるものではありませんでした。活動の継続性や営利性、事業としての実態があるかどうかなど、いくつかの事情を総合的に見て判断されるようです。帳簿書類の保存はその判断材料の一つではありますが、それだけで決まるわけではない、というのが私の理解です。
私自身もまだ開業したばかりなので、この記事では税務上の判断を断定するのではなく、「現在、自分がどのように帳簿をつけ、どんな収支になっているのか」を実体験として記録することを目的にしています。
「26万円赤字」と「26万円なくなった」は違う
数字を整理していて気づいたのが、帳簿上の赤字と、実際にお金が減った金額は同じではない、ということです。
帳簿上の赤字259,785円のうち、193,890円は機材の取得価額を今年の経費として一括計上した金額です。実際の現金支出は機材を購入した時点で発生していますが、それを「いつの経費として扱うか」は会計上のルールに従って決めています。つまり「事業所得が26万円のマイナス」であることと、「今年、口座から26万円が消えた」ことは、イコールではありません。
この違いに気づいてから、赤字という数字を必要以上に恐れずに見られるようになった気がします。
赤字259,785円は、この先どうなる?
ここは私自身も調べていて興味深かったところです。
事業所得などに損失があり、他の所得と損益を通算してもなお損失が残る場合、青色申告者には一定の要件のもとで、その損失を翌年以後数年間繰り越して各年の所得から控除できる制度があるようです。
ただし、今回の259,785円がそのまま来年の税金から259,785円差し引かれる、という意味ではありません。つまり、「赤字259,785円=税金が259,785円安くなる」という意味ではありません。「所得の赤字」と「税金がいくら安くなるか」は別の話です。私自身もまだ開業したばかりなので、実際の確定申告では要件などを確認しながら処理する予定です。
赤字259,785円を公開する理由
これまでもこのブログでは、AdSense不合格の理由や、記事のクリック数が0だったことなど、あまり見栄えのよくない数字もそのまま公開してきました。今回の赤字も、同じスタンスで出すことにしました。理由は三つあります。
一つ目は、これまでの経験上、数字を隠さずに出したときのほうが、読んでくださる方の反応がよかったこと。二つ目は、この赤字も含めて、実際の取引を帳簿に反映した結果として出てきた数字を、そのまま公開することに意味があると思ったから。三つ目は、この記事を数ヶ月後・1年後に見返したときの比較基準にしたいからです。
完璧な数字を見せることよりも、今の実際の状況を一歩ずつ記録していくことのほうが、自分にとっても、読んでくださる方にとっても意味があると考えています。
数ヶ月後に、この数字をもう一度見返します
開業したのは2026年7月27日なので、まだ1ヶ月足らずです。今回は、
売上:5,478円 経費:71,373円 固定資産の経費算入額:193,890円 事業所得:▲259,785円
というスタートになりました。数ヶ月後、この数字がどう変わっているのか。売上が増えているのか、経費だけが増えているのか、それともまだ赤字なのか。この記事を「開業したばかりの基準点」として残しておきます。
おわりに
開業初年度は赤字、というのはよくある話だとわかっていても、実際の数字を目にすると気持ちが揺れました。それでも、帳簿をつけ続けることで、来年以降どう変化していくのかを自分の目で確かめられるのは、地味ですが楽しみでもあります。
引き続き、AI副業の収支をこのブログで正直に記録していきます。今後もどうぞよろしくお願いします。
※この記事は、2026年8月時点で私自身が調べながら記帳している過程をまとめた実践記録です。税務上の判断や申告方法は個々の状況によって異なります。この記事は税務申告の方法を指南するものではなく、私自身の帳簿作成の過程を記録したものです。具体的な処理については、国税庁の最新情報や税理士等の専門家にご確認ください。
参考にした情報
- 国税庁「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」
- 国税庁「青色申告制度」
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「ゼロからAI副業」では、30代会社員の私がAI副業に挑戦する過程を、成功も失敗も正直に発信しています。 よかったら、また読みに来てください。
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