Claude Codeを使ってAI音楽アルバムを配信するまで|非エンジニアの全手順と、任せられなかった部分

Cozy Halloween Nights のYouTubeサムネイル(ハロウィンの夜のローファイBGMアルバム) AIツール活用

この記事でわかること

  • AI作曲のBGMアルバムを、企画から配信まで進める全体の流れ
  • Claude Codeに任せた作業と、自分で判断した作業の線引き
  • 実際につまずいた点と、その対処法

私はエンジニアではありません。会社員をしながら、AIインフルエンサー「Luna」のローファイBGMを副業で運営しています。今回はハロウィン向けの新作アルバム「Cozy Halloween Nights」(12曲・約106分)を、できるだけClaude Codeに作業を任せて作りました。その記録です。

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Cozy Halloween Nights のYouTubeサムネイル
YouTube用のサムネイル(横)

先に結論(作る作業は楽になった。でも、聴いてもらうのは別の話)

  • 文章・スクリプト・動画の書き出し・多言語の説明文づくりは、ほぼ任せられた
  • 一方で、公開ボタン・規約への同意・料金に関わる選択は、必ず自分で確認した
  • 「全自動」ではなく「下ごしらえを任せて、最後は自分が決める」形がいちばん安全だった

全体の流れ(7ステップ)

ステップ内容主な担当
1テーマ決め(季節・雰囲気)私が決定、Claude Codeが案出し
2曲の生成(SUNO)Claude Codeが指示文を作成、操作も補助
3ジャケット・サムネ画像画像生成AIで作成、文字入れはスクリプト
4動画づくり(約106分のループ動画)Claude Codeがスクリプトで書き出し
5配信サービスへの申請(DistroKid)入力補助。最終確認と送信は私
6YouTube公開・説明欄・11言語の翻訳Claude Codeが文面作成、公開は私が判断
7SNS告知文面はClaude Code、投稿は私

ステップ1:テーマ決め

「怖くない、静かなハロウィンの夜」にしました。ろうそく・かぼちゃのランタン・雨・黒猫の4モチーフです。過去の再生データでは、歌なしの曲のほうが短い動画で約2倍見られていたので、今回も歌なし(インスト)にしました。数字を見て決めたのがポイントです。

ステップ2:曲の生成

Claude Codeに、曲ごとの雰囲気を伝える英語の指示文(プロンプト)を作ってもらい、SUNOに入力して生成しました。1つのモチーフにつき2バージョン、計12曲です。

  • つまずき:ダウンロード時に、MP3ともう1つの形式が同時に選ばれていることがあり、毎回チェックが必要でした(私の画面ではM4Aが選ばれていました。画面の表示は変わることがあります)
  • つまずき:ダウンロード回数にはプランごとの上限があります。私は先に必要な曲数を決めてから生成するようにしました。無計画にダウンロードすると、月の上限に達する可能性があります(回数はプランや時期で変わるため、公式ヘルプで最新を確認してください)
  • 商用利用の条件も、プランやダウンロード方法で変わります。利用規約を必ず確認してください

ステップ3:画像

ジャケット(正方形3000×3000)、YouTubeサムネ(横)、ショート動画用(縦)の3種類が必要です。AIで元絵を作り、タイトル文字の合成やサイズ調整はClaude Codeが書いたスクリプトで行いました。配信サービス用の正方形は、絵の上下に余白を足す処理で、絵が切れないようにしています。

Cozy Halloween Nights のアルバムジャケット
配信用のジャケット(正方形)

ステップ4:動画づくり

12曲を並べて1周約35分、それを3周して約106分の作業用BGM動画にしました。曲の切り替え位置は自動で計算し、YouTubeの説明欄に載せる「00:00 曲名」の目次も自動で出力。手作業で時間を測る必要がありません。

ステップ5:配信サービスへの申請

DistroKidという配信代行サービスを使います。曲名・クレジット・ジャケットを入力します。ここでは次の点に注意しました。

  • AIで作った曲である旨の申告欄があるので、事実に沿って正直に申告した(作曲がAIか、音声の全部か一部がAIか、などを選ぶ形式です)。AI音楽を配信するなら、この申告を適当に済ませないことが大切です
  • DistroKidはAIで作った音楽も受け付けていますが、権利をきちんと保有していることや、他人の声・名前を模倣しないことなどが条件です。最新の条件は公式ヘルプで確認してください
  • 役割分担:Claude Codeが入力内容を準備→私が画面を見て確認→送信ボタンは私
  • 有料オプションは、必要なものだけ選び、合計金額を毎回確認した
  • 同意や送信は、AI任せにせず自分で押した

私の場合は、申請の約2日後に「配信先へ送信されました」というメールが届きました。ただしこれは「公開済み」ではありません。実際に並ぶまでの日数はサービスごとに違い、数日から1〜2週間ほどかかることがあります(DistroKid公式ヘルプにも目安があります)。告知は反映を確認してからにしました。

ステップ6:YouTube公開と多言語化

説明欄は日本語と英語で用意し、さらに11言語のタイトル・説明を一括設定しました。海外の視聴者にも届けるための工夫です。手順は次の4つです。

  1. 元になる日本語・英語のタイトルと説明を作る
  2. Claude Codeで11言語に翻訳する
  3. YouTubeの機能(API)を使って動画に登録する
  4. 登録後、YouTube Studioで表示を確認する

具体的なコードと手順は、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ YouTube動画を11言語に自動翻訳する方法【Python + YouTube Data API】

再生リストに同じ曲が重複して入る失敗が過去にあったため、追加前に重複チェックを入れるようにしました。

公開前に「限定公開」でチェックするようにした

過去はそのまま公開していましたが、今回は限定公開でアップロード→著作権チェックの結果を確認→問題なければ公開という流れに変えました。理由は、今回2曲で、YouTubeの著作権チェック時に「他の曲と似ている」という通知(Content IDによる一致)が表示されたためです。削除通知や著作権ストライクではなかったので、今回は異議申し立てなどはせず、様子を見ることにしました。

AIで生成した音楽でも、YouTubeの自動判定で類似音源が検出されることがあります。Content IDの通知と著作権ストライクは別のものなので、表示された内容を正確に読むことが大切です。

正直な課題

  • ショート動画の再生は伸びるが、視聴時間が約6秒と短く、登録者増につながりにくい
  • 100分超の長尺アルバムは、再生数が1桁〜十数回の動画もある
  • 収益はまだごくわずか。大きな成果はこれからです

「AIで作れば簡単に稼げる」わけではなく、作る作業が楽になった分、何を作るか決める・数字を見て直す部分が仕事の中心になりました。

Claude Codeに任せて良かった点/任せなかった点

任せて良かった

  • 繰り返し作業(動画の書き出し、翻訳の登録、説明文の整形)
  • 数字の集計と、改善案の整理
  • 手順のチェックリスト化

任せなかった

  • 公開・送信・同意のボタン
  • 料金が発生する選択
  • パスワードや認証情報の入力(自分で入力し、ソースコードには書かない)
  • AI使用の申告内容の最終判断

これから挑戦する人へのチェックリスト

  • □ 曲数・使うサービスの月間上限を先に確認した
  • □ AI利用の申告は事実どおりに入力した
  • □ 公開前に著作権チェックを通した
  • □ 配信反映の通知が来るまで告知しなかった
  • □ 使ったAIサービスの利用規約・商用利用の条件を確認した
  • □ 料金の合計を送信前に確認した

使ったもの(参考)

作曲:SUNO(紹介リンク経由で登録して10曲作ると、お互いに250クレジットがもらえます)
配信代行:DistroKid(紹介リンク経由だと7%オフになります)
動画公開:YouTube/作業の補助:Claude Code
※料金や上限は変わることがあります。必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。

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